「甘平（かんぺい）」というみかんをご存知でしょうか？愛媛産みかんの中でも比較的新しい品種です。

ここでは、柑橘の本場で誕生した甘平の特徴をご紹介いたします。

「甘平（かんぺい）」は、愛媛県の果樹試験場で生まれた愛媛産みかんの新品種です。果汁たっぷりで爽やかな香りを持つ「西の香」に、濃厚な果汁と薄皮の小袋が特徴の「ポンカン」を掛け合わせて誕生しました。

1991年から開発が始められ、1997年に初結実に成功。その後特性調査が繰り返され、無核性で高品質の品種であることが確認されて2007年に種苗登録されています。

新品種の甘平（かんぺい）は、流通している数も少なく希少価値の高いみかんのため、贈り物としても大人気です。

果実の大きさは、柑橘類の「清見」と「ポンカン」を掛け合わせた、「デコタンゴール」とほぼ同じくらいのサイズです。見た目は扁平で、果皮は薄く濃いオレンジ色です。種もほとんどありませせん。じょうのう袋は薄くて柔らかいため、むかずにそのまま食べることができます。

甘くて外観が平らなことから甘平（かんぺい）と名づけられました。